たべもののある風景

本の中で食事するひとびとのメモ帳2代目

Entries from 2022-04-01 to 1 month

山内マリコ『かわいい結婚』ズワイ蟹のトマトクリームのタリアテッレ

2編目の「悪夢じゃなかった?」がよかった。男女の関係として理想的。だから夢なんだとはいえ。 グラタンとタリアテッレ食べたーい。 都会の有名な洋菓子店で何年も修行も修行したという職人が帰郷し、実家の裏に作ったという小ぢんまりしたパティスリー。ロ…

富士日記(53)糖尿病対策

糖尿病になりやすい日本の食習慣...。1型糖尿病は社会文化病だよね。金持ちも貧乏人もそれぞれ別の理由でかかる。アメリカに来てから知人2人を糖尿病でなくした。1人は爪先を切る手前まで行って亡くなり、もう1人はせっかく移植を受けられたのに数か月で力尽…

富士日記(52)「カツ丼が270円でカツライスが150円なのはどうしてだろう」

植木屋さんのじゃがいも弁当を「とてもおいしそう」という百合子さん。日本の見本ろう細工、新しい飲食店にはほぼないだろうけど、意外と廃れないですね。すごく面白いカルチャーだと思う。工場は一度行ってみたい。 4月23日(日) くもりのち雨朝 ごはん、…

金原瑞人『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』

いつからか積ん読になっていたのだが、本を減らしたいと思い苦痛を乗り越えて読みきった。こういう微妙な雑談が長い翻訳講師いる。縦書き・横書き考は収穫。 父親は釣りが大好きだったが、釣って帰った魚はよく自分でさばいていた。そしてそのうち、息子にさ…

富士日記(51)颱風

「颱風」。この本で初めて見た漢字表記。きちんと活字があって素晴らしい。 すきやきと言えば、昨日Hマートで買ったブタバラにハングルですきやきと書いてあるのが読めて嬉しかった。どんなあんぽんたんでも10日で読めるようになるというハングルだが、私は1…

富士日記(50)おいしがって汗を出す

西海岸ではとりあえず冷凍の巨大鰻が手に入る。先週もうちのアメリカ人が1人でどんぶりを作成して嬉し気に食べていた。私は本当においしい鰻というものを食べないまま人生を終える気がする。イメージとしては浅草で扇ぎながら焼いてるやつ...。獲れないとい…

富士日記(49)おはぎ

おはぎは成人してから美味しいと思い始めた食べ物のひとつ。大人になるっていいよね。 6月3日(木)くもり、夜になり雨朝 ごはん、鮭と卵と玉ねぎの油炒め、じゃがいもとわかめ味噌汁、みつばの酢味噌和え、夏みかん。昼 カレーライス。私はドーナツを食べる…

富士日記(48)つくしの煮たの、わらびおひたし

結局まだつくしを食べたことがない。 4月13日(火)晴朝 ごはん、じゃがいもとニラ味噌汁、コンビーフ、キャベツ酢漬。昼 ホットケーキ、スープ。夜 ごはん、のり吸い、なまりの煮たの、卵中華風オムレツ、ニラのおひたし。(中略)私は、昼、おかゆ。夜、お…

富士日記(47)お弁当散らばし事件

このお弁当散らばし事件、緊張感が伝わってきてすごくイヤ。別に連れ合いが暴力的になっているわけじゃないけど、百合子さんの味方をしてしまう。 10月25日(日)快晴のち曇7時に起きる。主人は早くから起きていて、昨夜のすいとんを食べて散歩に行ってきた…

富士日記(46)ウインナカレー

今、イースター前の断食中なので、何を見てもうまそう。でも、ウインナが半切れ入った食堂のカレーはまずそう。 9月29日(火)くもり、時々雨前6時東京を出る。霧雨。石川で、ちらし弁当一つ、談合坂にて、釜飯一つを買い、談合坂に車をとめて、車の中で食べ…

富士日記(45)ケーキ店アルプス

先日の「サニーデ」に続き、「アルプス」っていかにも地方の昭和のお店の名前でいいわー。看板のフォントが懐かしそう(勝手なイメージ)。富士山麓でなくてもありそうで。 「命の母」という薬を知ったのは小林製薬が引き取ってからだが、この名前については…

富士日記(44)自慢焼

鯛焼きの円形版のお菓子の名称についてはたびたび話題になるが、「自慢焼」は初めて聞いた。 店売りのおにぎりって、型で抜いてあるでもなんか美味しいよね(コンビニ・スーパーのおにぎり除く。アメリカでは日系スーパーにも売っている。ナイーブだが、米を…

富士日記(43)駅弁

「駅弁の魚のフライというのは。しんみりとした味がする」とのこと。昔、まだ500mlペットボトルがなく(あの規制は続けるべきでしたね)、お茶がコップ・持ち手付き容器で販売されていた頃の駅弁は泣きたくなるほどまずかった。俵型ご飯がべったりくっいてい…

寮の食事『けむたい後輩』(1)

これを読んで、私も大学に入って最初の2年間は学生寮で夕食を出してもらっていたことを思いだした。と言っても、忙しくなってからは提供時間中に帰れずほとんど食べられなかったが。小学校の給食並みの内容だったが、途中で作ってくれる人が変わってから目に…

富士日記(42)サニーデ

「サニーデ」っていかにも地方の商業施設の名前って感じでナイス。検索したら今も頑張っておられるようで素晴らしい。 12月2日(火)晴、風つよし朝 ごはん、コロッケ、さといもとわかめ味噌汁、にしん粕漬。昼 うどんバター炒め(コンビーフと玉ねぎ入り)…

富士日記(41)「カフエーのようですね」

写真に残っている武田荘の色硝子は本当に素敵だ。「戸祭さん」の「カフエーのようですね」というコメントも実にイメージがふくらむではないか。作業に来た大工さんと家の中で夕食をともにしているのもいいですね(そうするしかないとはいえ)。 11月7日(金…

『ここは退屈迎えに来て』若いって恥ずかしい

ここに出てくる若者には共感しないが、エレメントに自分自身の過去を思い出させるトリガーが多い。塾講師やっててひどい失敗をしたとか自意識過剰だったとか親がかりで生きてるのに偉そうにしてたとか。 若いってつらいよね。曲りなりにもあれが過去になって…

富士日記(40)「帰って来る家があって嬉しい。その家の中に、話をきいてくれる男がいて嬉しい」

このあたりから、お裾分け面子にとなりのおじいさんとおばあさんが加わる。 ポークビーンズの罐詰て今は日本で食べている人ほとんどいないのではないかと思うが(製品もないかも)、少なくともイギリスの1人はすごく好きですね。毎朝のように開けて卵やパン…

富士日記(39)からみもち

人前で妻を怒鳴りつける男、サイテー。今でもたまに見るけど黙って見なかったふりをしてた前と違って介入するようになった。 9月11日(木)晴陽があたれば暑い。ハエナックスという薬は猛毒らしいが、あまり蝿がとまってくれない。朝 ごはん、牛肉すきやき。…