たべもののある風景

本の中で食事するひとびとのメモ帳2代目

イタリア

最終回『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』(24)

もう20年前だが、ドイツは、ペットボトル大国から出かけていくと、大都市でさえ手軽に買える飲み物が全然売られていなくてちょっと困った。もちろん、わかっていれば対策できることなので、今もエコ先進国であってほしい。 二度とも仕事で、ヴィスバーデン、…

「わたくし」の『トリオリズム』

なんだかすごいエンタテインメントを読んだ。コミケ参加時の立ち回りを見てすっかり好感を持った叶姉妹。さすが、She knows what she's doing. 旅先で最初にしなければならないのは、レモングラスやハイビスカス、ローズヒップなどのハーブティーを飲みなが…

ヤマザキマリ『望遠ニッポン見聞録』

「何気に」という言葉が頻出するのが何気に気になったのだが、もう地の文の書き言葉としても使ってオケ?私は1996年に「この言葉はよく聞くようになったなあ」と意識して初めて自分で口に出したのを覚えている。 子供が生まれた時、私の家へ掃除の手伝いに来…

イタリヤのスパゲッティ 三浦光世著『綾子へ』

船酔いしないのは「揺れに対して抵抗しないから」ではないか、という考察は興味深い。 午後1時札幌を発ち、4時半登別着、登別では中級の五色旅館に泊まった。この宿はこのちに焼失した。もし焼けなければ2人で再訪したことであろう。この旅館で夕食にブリの…