たべもののある風景

本の中で食事するひとびとのメモ帳2代目

ドイツ

最終回『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』(24)

もう20年前だが、ドイツは、ペットボトル大国から出かけていくと、大都市でさえ手軽に買える飲み物が全然売られていなくてちょっと困った。もちろん、わかっていれば対策できることなので、今もエコ先進国であってほしい。 二度とも仕事で、ヴィスバーデン、…

肉畜とわたし『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』(17)

ニワトリを絞めてカレーを作る体験をさせてもらったのは貴重だった、と肉を買って食べるたびに思う。畜産、屠畜、流通を誰かがやってくれているのだということ。そして、できればたぶん、週数日でも食べない日を作って地球全体の消費量を減らしていったほう…

ダンキン通い『アメリカ紀行』

2019年の一時帰国中にジムのバイクにまたがって読み上げたときは、この人タバコ吸ってるだけだな〜という印象しか残らなかった。アメリカの見つかりにくいであろう喫煙所に行き、同志と言葉を交わし、3箱一気買いする。そういう喫煙者目線の生活雑記が新鮮に…

児玉清が推すワイン『寝ても覚めても本の虫』

「アタック25」があっさり終了してしまったとはビックリだ。どんどん消えていった一般視聴者参加のクイズ番組。いつメンばかりやたら大勢並ぶ日本のバラエティ番組はほんましょうもないと思うのだけど、一般人を募集するより手間暇もお金もかからないんでし…

ヨーロッパあちらこちら 犬養道子『お嬢さん放浪記』

本書で、犬養さんが療養していたサナトリウムが近所にあったことが分かって驚いた。 お嬢さん放浪記 (角川文庫) 作者:犬養 道子 KADOKAWA Amazon <アメリカ> アメリカに行ったら、浴びるほど飲もうと楽しみにしていたアイスクリーム・ソーダも、ついぞ口に…