たべもののある風景

本の中で食事するひとびとのメモ帳2代目

ポーランド

戦場『最後の晩餐』(1)

小説やルポの食べ物シーンの引用が非常に多いエッセイ集だが、開高氏の地の文だけを引っ張る。 50年代のある年に老舎は友好代表団の団長として一行をつれて日本へいき、帰途に香港に立寄ったことがある。自分はちょっとコネがあったのでホテルに老舎を訪ね、…

『十五の夏』その3:ポーランド、ハンガリー

「1時間ちょっとの短時間飛行」でエコノミーでも機内食が出てウソでしょと思ったことがある。フランクフルトからアムステルダム。夜遅い時間の便で各地から乗り継いできてやっと最終目的地だ、という人が多く(私も含めて乗り込みのカウンターに走ってくる人…

『十五の夏』その2:スイス、旧チェコスロバキア、ポーランド

日本人のティーンエイジャーってアジア人の少ないところに行くとものすごく幼く見えると思うのだが、若き日の佐藤氏は堂々とレストランに入っていき、同席の大人と会話し、大したものである。私は15の時、そもそも田舎で外食自体まれだった。ましてや一人で…