たべもののある風景

本の中で食事するひとびとのメモ帳2代目

スペイン

ザ・名物『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』(23)

名物が自分の口には合わないことはままある。これは地元の人は食べない典型的な作られた名物だが、ローテンブルクで食べたシュネーバルは泣きたいくらい美味しくなかった。当時ミスドで売っていた生地の切り屑を集めたドーナツと比べると全然ダメだった。 だ…

家の献立『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』(22)

私の世代でも、「家で食事を用意してくれるのは家族以外の人」という子はたまにいた。商売をやっている家の子とか。 たべものに淡白で、クッキーにバタをぬって、「こんなおいしいものはない」といってるのだから、簡単なものだ。姉も私も下の弟も甘いお菓子…