たべもののある風景

本の中で食事するひとびとのメモ帳2代目

ソ連

「光文社古典新訳文庫」誕生を支えた飲み会

いつもお世話になっている文庫のできるまで。出版論として、古典論として、何より翻訳者・文学者・出版人のエピソード集として大変面白かった。亀山先生は、学長を辞した後に来賓として来られた同窓会の地方支部でロシア民謡を歌っていらしたので、この本で…

『十五の夏』その11 完結編:旧ソ連

船のレストランに行った人に何を食ったかと根掘り葉掘り聞く佐藤少年にウケた。うちの姪みたいで。毎晩、翌朝のメニューを決めてから寝るほど食へのこだわり?が強く、挨拶がわりに「今日は何食べた?」って聞いてきてかわいいの。 飛行機が飛び立ってしばら…

『十五の夏』その10:旧ソ連

昨晩、あれこだけたくさん食事を取ったのでお腹は空いていない。コーヒーとクッキーを1枚取って、考え事をしていた。 さらに先を歩いていくと果物のコーナーになった。メロンとスイカが山のように積んである。特にメロンはバスケットボールくらいの大きさの…

『十五の夏』その9:旧ソ連

食べ残さないと歓待が足りてないことになって失礼、というマナーは中国とかでも聞くけど、いまも生きてるのかな。後片付け大変だよね...。私はやっぱりきれいに食べてもらうほうが嬉しいわ。 「ソ連のルイノック(自由市場)に行くと、肉のコーナーに豚の脂…

『十五の夏』その8:旧ソ連

乗客名簿を手書きで作るソ連の観光業者のスタッフの方々。大変なことだ。軽食を24時間売ってる店などないので、夜勤のときは夜食も考えて用意していかなければならない。でも、徹夜勤務明けは3日休みというシフトは現代の夜勤ありの職に近い。 「佐藤君は、…

『十五の夏』その7:旧ソ連

下巻の最後に同志社の受験の記述がある。なつかしの今出川。あそこで学生生活が送れたら確かに素敵でしょうね。山の中(京田辺)に飛ばされる人との落差が大きすぎる...。 この本を買う随分前に『同志社大学神学部』を買ったのだが、途中になっている。順序…

『十五の夏』その6:旧ソ連

レストランの「品切れ」についてあれこれ思い出してしまった。田舎の新興住宅街に引っ越し、チョイスがなくて2日連続同じ中華料理屋へ行き、1日目のカレーがまあ無難だったので2日目も頼んだら「ライスがない」と言われたこと。ファミレスでバイトしてたとき…